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アメリカがイラクへ攻撃を開始したのは、2003年3月20日、既に5年になるが当初の目論見では半年程度と終わると思われていたイラク戦争が
今や、泥沼状態、「進むも地獄、退くも地獄」どうにもならない状態になっているようです
●03.15イラク・アフガニスタンなどを管轄する米中央軍(フロリダ州タンバ)のウイリアム・ファロン司令官がイラク駐留のペトレイアス司令官らと対立、辞職
●03.11アメリカのブッシュ大統領が、「水責め尋問」の禁止条項を盛り込んだ情報権限法案に拒否権を発動、アルカーイダメンバーに水責め拷問は有効と強調
また、アメリカ政府内部でも対立が起こっているようで、イラク・アフガニスタンなどを担当する米中央軍のウイリアム・ファロン司令官がゲーツ長官に辞表を提出し
受理されました イラク駐留のペトレイアス司令官らと対立し、辞職せざるを得ないようになったようですが、ゲーツ長官も慰留はしなかったようです
このように、混迷を深めるイラク情勢ですが、開戦5年目のイラクの実態を調べてみましょう
●イラク国民の総数 2700万人
●イラク国民の死者数 103万3000人(イギリスの調査会社CRBなどによる推計)
●イラク難民の総数 国内難民225万人 国外難民275万人 (UNHCR国連難民高等弁務官事務所調べ)
●イラク難民の国外避難先(UNHCR国連難民高等弁務官事務所調べ)
1位、シリア 120〜140万人
2位、ヨルダン 50〜75万人
3位、湾岸諸国 20万人
4位、ヨーロッパ 13万7000人
5位、エジプト 7万人
6位、レバノン 2〜4万人
7位、アメリカ・カナダ 2万3800人
8位、ニュージーランド 1万1900人
9位、トルコ 1万人
●多国籍軍の撤退状況(最大39カ国から21カ国まで減少)
2004年 ニカラグア、スペイン、ホンジュラス、ドミニカ、フィリピン、タイ、ニュージーランド、トンガ
2005年 ポルトガル、ハンガリー、シンガポール、オランダ、ウクライナ
2006年 ノルウェー、イタリア
2007年 リトアニア、スロバキア、ラトビア
2008年 200人以上の部隊を派遣しているのはアメリカ・イギリスなど9カ国だけ、イギリス軍も今年春までに大幅削減
●世界のテロ件数(アメリカ国務省調べ)テロとの戦いの名目で始めたアフガニスタン・イラク戦争ですが、逆にテロ事件が世界中で激増しています
2002年 205件
2003年(イラク戦争開始年) 208件
2005年 1万1153件(うちイラクが3468件)
2006年 1万4338件(うちイラクが6638件)
●世界に悪影響を与えている国(イギリスBBCの2007年国際世論調査)
1位、イスラエル
2位 イラン
3位、アメリカ
4位、北朝鮮
当初は大量破壊兵器がイラクにあるというフレコミでイラクに攻め込んだアメリカ軍ですが、探したところ見つからず、赤恥をかいたアメリカ軍ですが
その後も戦争を続行、大量の資金を投下、アメリカ兵の死者も3000人を軽く突破していますがイラクの治安はますます悪化の状況で、先行きは非常に不透明な状況です
これ以上の軍事費の増加はアメリカ議会の抵抗で難しそうな状況ですが、今年11月のアメリカ大統領選挙までに片付くのでしょうか?
もし、民主党候補が大統領になれば、イラクからの撤退が濃厚なようですが、撤退作業もそう簡単にはいかない難しい状況のようです
万一、アメリカがイラク戦争を放り出して一目散に逃げた場合は、イラクの現政権は即座に崩壊、中東全体の政治・軍事情勢が不安定になるといわれています
なんとも難しい情勢になってしまったアメリカですが、いったいこの先、どういうようにするのでしょうか?
アメリカの国勢調査で1990年から2000年のアジア系国民の伸び率を調べたところ、インド系がダントツの伸びで△171.7%増
2位はベトナム系で△92.1%増、3位が台湾系で△52.1%増、4位は中国系で△50.9%増 これに対し日本はわずか△9.8%の伸びで最低だった
●アメリカのアジア系国民の増加率ランキング
1位、インド系 △171.7%増 1990年 56万9338人 2000年 154万6703人
2位、ベトナム系 △92.1%増 1990年 53万5825人 2000年 102万9420人
3位、台湾系 △52.1%増 1990年 19万2973人 2000年 29万3568人
4位、中国系 △50.9%増 1990年 150万5229人 2000年 227万1562人
5位、フィリピン系△45.9%増 1990年 145万0512人 2000年 211万6478人
6位、韓国系 △42.2%増 1990年 83万6987人 2000年 119万0353人
7位、日本系 △9.8%増 1990年 100万4622人 2000年 110万3325人
日本を除く、他のアジア系は順調に人口が増えているのに対し、日本だけはわずか△9.8%増と1桁の伸び、インド系の△171.7%増に比べるとかなり
見劣りがする伸びのようです 人口総数も中国系227万人の半分程度の110万人、伸び率を考えると今では差はさらに広がっていることでしょう
インド系はアメリカでも爆発的に増えているようです フィリピン系も211万人とかなりな数になっているようです
ゴルフのスーパースターのタイガー・ウッズも母親がフィリピン系、父親が黒人系のようですがフィリピン系もアメリカで着実に足場を固めているようです
「日系アメリカ人はもっと元気を出せ!」と、いいたいところです このままではアジア系の中のマイノリティーに転落しそうな日系アメリカ人のようです
アメリカの中間選挙が11月7日投票で行なわれたがブッシュ共和党が歴史的敗北で上院、下院ともに多数派を民主党に奪われた
アメリカ議会では各種委員会の委員長は多数派が総取りする仕組みなので民主党が委員長などを出すことになる
今までは、議会は共和党が55議席、民主党が44議席、下院は共和党が232議席、民主党が202議席と共和党が両院で
多数派を占め、各種委員長も共和党が握っており、イラク戦争の戦費の予算可決などスムースに行っていたが、これからは難しくなるだろう
民主党が勝利の要因は、イラク戦争でのアメリカ兵の死者が2800人を超え、負傷者も激増、しかも好転の兆しさえ見えぬ泥沼化だけに
アメリカ国民に厭戦気分が広がっていたことが一番大きな要因だろう
それとレーガン元大統領(共和党)父ブッシュ元大統領(共和党)クリントン元大統領(民主党)の過去3代の大統領は
大統領が共和党なら議会は民主党が多数派、大統領が民主党なら議会は共和党が多数派とバランスがとれていたのが
子ブッシュ大統領(共和党)は議会も共和党が多数派を占め、アフガニスタン戦争、イラク戦争ともに議会のチェック機能が働かず
泥沼の戦争に突っ込んでいっただけに、アメリカ国民のバランス感覚が働いて、もうこれ以上の戦争はイヤと民主党を勝利させたものだろう
●11月7日投票のアメリカ中間選挙の結果
下院 民主党201議席→229議席 共和党229議席→196議席
上院 民主党44議席→49議席+独立系2議席 共和党55議席→49議席
知事 民主党28議席 共和党20議席
ブッシュ共和党の中間選挙での敗北の原因はイラク戦争の泥沼化が一番大きな要因だが、元々パウエル国務長官などは慎重派だったが
ラムズフェルド国防総省長官などのネオコン人脈のタカ派が強硬に開戦に持っていったという経緯がある
親日派で知られるアーミテージ元国務副長官はベトナム戦争以来のパウエル元国務長官の盟友だが、実戦経験の豊富な人たちは
イラク戦争に慎重だったがネオコン人脈のチェイニー副大統領、ラムズフェルド国防総省長官、ウルフォウイッツ国防副長官(現世界銀行総裁)
ボルトン元国務次官(現国連大使)、ルイス・リビー元副大統領首席補佐官(起訴・辞任)らが強引に開戦に持ち込んだ
中間選挙の共和党敗北を受けて、ブッシュ大統領も強硬派のラムズフェルド国防総省長官を更迭し、軌道修正を図るようだ
ラムズフェルド国防長官の後任にはCIAアメリカ中央情報局生え抜きでCIA長官まで上りつめたたたき上げのロバート・ゲーツ氏に
決まった いわゆる情報のプロの登用ということになる CIA退任後は、テキサスA&M大学の学長を務めていたが、今後
イラク戦争の舵取りを担うことになるようだ
イラクの情勢はもはや内乱状態といっていいほどの混乱を極めており、アメリカ軍は「進むも地獄、退くも地獄」といった状況で
10月のアメリカ兵の死者は過去最高を記録した アメリカ軍がかりに撤退すれば現在のイラク政府関係者は裏切り者として
イラク国民から処刑され混乱はますます深まるだろうし、このまま駐留を続ければ戦費も莫大なものになり、アメリカ兵の犠牲者も
増え続けるだろう 戦費も今までは共和党が多数派ということで議会の承認も下りたが今度は民主党が多数派となり、追加の予算などが
認められないといったこともありうる情勢だ
アルカイダのウサマ・ビンラディンもいまだに捕まえられないような情勢の中で、アフガニスタンでもタリバンが昨年から復活
アフガニスタン政府に攻勢をかけているような状況になっている
イスラエルのレバノン侵攻、パレスチナとの戦争など中東情勢は難問山積で今後、どういう形に収束していくのか?予断を許さない
厳しい情勢のようだ 中東が不安定になればなるほど原油価格も高騰するという経済的ジレンマもあり、今後の動向を注視する必要があるようだ
●ブッシュ政権の歩み
2001年1月 子ブッシュ政権発足
2001年9月11日 アメリカ同時多発テロ発生
2001年10月 アメリカがアフガニスタン攻撃開始
2002年1月 ブッシュ大統領が「北朝鮮、イラン、イラクを悪魔の枢軸」発言(スピーチライターのデビッド・フラムの案)
2002年11月 中間選挙で共和党が勝利
2003年5月 イラクでの「大規模戦闘終結宣言」
2004年4月 イラクのアブグレイブ刑務所での捕虜虐待が発覚
2004年6月 イラク暫定政府に主権委譲
2004年11月 ブッシュ大統領が再戦 イラク中部のファルージャで大規模掃討作戦
2005年7月 イギリスのロンドンで同時多発テロ発生
2005年8月 イランがウラン転換施設で作業再開 ハリケーン「カトリーナ」がアメリカ本土を直撃
2005年10月 チェイニー副大統領の首席補佐官のルイス・リビー氏がCIA工作員漏洩問題で起訴される
2006年4月 イランが「ウラン濃縮成功」と発表
2006年5月 イラク正式政府が発足 海兵隊員によるイラク虐殺疑惑が発覚
2006年10月 北朝鮮が核実験を発表
2006年11月 フセイン元大統領に死刑判決 アメリカ中間選挙で共和党が敗北
アメリカの大手新聞社のUSAトゥデーが、NSAアメリカ国家安全保障局が電話会社のAT&T、ベライゾン、ベルサウスの3社から
テロ対策を名目に数千万人の上る市民の通話記録、数十億件を取得したと報道、ブッシュ大統領は合法的だと説明した
アメリカでは9・11テロ発生後、テロ対策に躍起になっているが、電話会社の個人通信記録はプライバシーに属する分野だけに
各方面から懸念の声が上がっている
NSA国家安全保障局が、電話会社にアルカイダなどのテロ対策を名目に通話記録の提出の強い要請を行い、AT&T、ベライゾン
ベルサウスの3社が、この強い要請に応じたもの、3社の顧客総数は2億人以上となっている
一方、1400万人の顧客を持つ中西部が地盤のクエストは「利用者のプライバシー侵害や法的問題への懸念」から提出要請を拒否した
顧客の通話記録のNSAへの提出は、令状無しで行なわれており、アメリカ与野党の有力議員らが懸念を表明している
NSAは、名前や住所など顧客を直接特定できる情報ではないが、すべての通話の頻度や期間、通話先などが含まれており
通話パターンの分析などから、テロ容疑者を特定できるとしている
NSAは、全通話のデータベース化が最終目標だとしており、機密保持やプライバシーの問題などが複雑に絡み合って、今後
議会などでも大きく取り上げられそうな情勢のようだ
テロ対策という名目にせよ、個人のプライバシーがNSAアメリカ国家安全保障局に握られることになり、国民にとっては
不気味な世の中になりそうだ アメリカも超管理社会へ向けて急速に動いているようだ 日本も似たようなもの???
●面積(2000年) 1、ロシア連邦12.6 2、カナダ7.4 3、中国7.1 4、アメリカ6.9
●GNI(国民総生産)1、アメリカ31.4 2、日本19.5 3、ドイツ6.2
●二酸化炭素排出量98(1998年) 1、アメリカ24.1% 2、中国13.7% 3、ロシア連邦6.3%
●国連分担率(2003年) 1、アメリカ22.0 2、日本19.5 3、ドイツ9.8
●金鉱の生産(2000年) 1、南アフリカ共和国18.1% 2、アメリカ14.1% 3、オーストラリア12.0%
●銀鉱の生産(2000年) 1、メキシコ14.4% 2、ペルー13.4% 3、オーストラリア12% 4、アメリカ10.2%
●原油の生産(1999年) 1、サウジアラビア11.8% 2、ロシア連邦9.5% 3、アメリカ9.1%
●石炭の生産(1999年) 1、中国30.1% 2、アメリカ26.4% 3、インド8.6%
●天然ガスの生産(1999年) 1、ロシア連邦23.6% 2、アメリカ22.7% 3、カナダ7.3%
●発電量(1999年) 1、アメリカ26.5% 2、中国8.2% 3、日本7.1%
●原子力発電量(2002年末) 1、アメリカ27.3% 2、フランス17.6% 3、日本12.3%
●粗鋼の生産(2002年) 1、中国20.2% 2、日本12.0% 3、アメリカ10.2%
●自動車の生産(2001年) 1、アメリカ20.2% 2、日本17.3% 3、ドイツ10.1%
●ガソリンの生産(1999年) 1、アメリカ41.3% 2、中国4.9% 3、日本4.3%
●アルミニウムの生産(2000年) 1、アメリカ23.7% 2、ロシア連邦10.8% 3、中国9.9%
●合成ゴムの生産(2000年) 1、アメリカ19.7% 2、日本14.7% 3、中国10.0%
●パルプの生産(2001年) 1、アメリカ29.4% 2、カナダ13.9% 3、中国9.8%
●塩の生産(2000年) 1、アメリカ24.4% 2、中国16.7% 3、カナダ6.4%
●小麦の生産(2001年) 1、中国16.0% 2、インド11.7% 3、アメリカ9.1%
●小麦の輸出(2000年) 1、アメリカ24.9% 2、フランス15.7% 3、オーストラリア15.5%
●大豆の生産(2001年) 1、アメリカ44.5% 2、ブラジル21.3% 3、アルゼンチン15.1%
●大豆の生産(2000年) 1、アメリカ57.4% 2、ブラジル24.3% 3、アルゼンチン8.7%
●とうもろこしの生産(2001年) 1、アメリカ39.6% 2、中国19.0% 3、ブラジル6.8%
●牛肉の生産(2001年) 1、アメリカ21.1% 2、ブラジル11.8% 3、中国9.1%
●チーズの生産(2001年) 1、アメリカ24.7% 2、ドイツ10.7% 3、フランス10.1%
2位、ロシア 439億ドル アメリカにグーンと差をつけられた
3位、フランス 400億ドル おしゃれな国のイメージに似合わず軍事大国のようだ
4位、日本 385億ドル 軍事支出額は多いのだが、本当に強いのかな?
5位、イギリス 370億ドル GDPに比べると軍事支出額は多いようだ
6位、ドイツ 324億ドル
7位、中国 270億ドル 中国は意外に軍事支出額は少ないようだ
8位、サウジアラビア 266億ドル 人口に比べると異常に多い
9位、イタリア 247億ドル
10位、ブラジル 141億ドル
●Army 陸軍48万5000人(10個師団)
主力戦車 7620両
装甲歩兵戦闘車 6710両
装甲兵員輸送車 1万5910両
ヘリコプター 4813機(うち武装ヘリ 1294機)
●Navy 海軍38万5400人(5艦隊)
潜水艦 72隻
空母 12隻
ミサイル巡洋艦(イージス艦など)27隻
駆逐艦 55隻
その他主要艦 49隻
●Air Force 空軍36万9000人(戦術部隊・支援部隊)
爆撃機 187機
偵察機 32機
作戦機 2928機
●Marinee 海兵隊17万3400人(地上部隊・航空隊)
地上部隊 主力戦車403両
航空隊 航空機150機 ヘリコプター156機
2位、日本 1330億ドル 研究者76万人
3位、ドイツ 456億ドル 研究者26万人
4位、フランス 278億ドル 研究者16万人
5位、イギリス 250億ドル 研究者16万人
6位、韓国 100億ドル 研究者11万人
7位、ロシア 19億ドル 研究者51万人
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